目次
海外主要3社の売上高/営業利益率と事業セグメントの比較
海外主要3社についても各社の2013年度から2023年度までの売上高と営業利益率の推移、そして、直近年度(2023年度)における各社のセグメント別売上高比率を見ていきます。
一点注意点として、海外企業の財務情報についても日本円に変換しており、日本企業と横並びに比較し易いようにしています。為替は各期の期中平均レートを利用しています。
海運はグローバルで単一市場ですので、日本の船社もコロナまでは長く苦戦していましたが、海外船社も同様に営業利益率1~2%前後を長く続けていました。一方でコロナ禍の業績の振れ幅は海外船社の方が大きく、営業利益率も30~50%台を瞬間風速的に叩き出しています。とはいえ日本船社の場合は、最も利益を叩き出しているコンテナ事業部門をOcean Network Expressに移管しているためであり、配当が入ってくるため売上高ではなく最終利益として計上しているという見え方の違いに過ぎません。今回ピックアップした海外船社の中ではマースクが圧倒的に売上高が高く、2022年度は日本円で10兆円まで伸ばしているのが印象的です。
続いてセグメント別の売上高と利益を見ていきます。
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